ありがとうデータベース（ありがとう研究所） --- 詳細表示 ---

2005/02/08

ごめんね、ごめんね、ありがとう
私は中学生の頃とっても嫌いな男の子がいました。何故嫌いか？何故嫌いになったのかもさえわかりませんでした。しかし、初めから嫌いだったわけではありません。修学旅行へも一緒の班だったし、学校の班も一緒になり仲良く休み時間に話しもしました。何故嫌いになったんだろう。今思えば嫌いにならなければよかった…、もっと話してあげればよかった、、。「れば」や「もし」とかそうゆう話がいつも頭によぎります。中学の頃の私は人ができてなくて、、、今では謝ることしかできません。キミは私が嫌っていたことに気づいてなかったかもしれないけど私はキミの事が心に引っかかってしょうがありません。いっそ忘れることができるなら忘れてしまいたい。だけどそうできない。キミの事を忘れてしまったらキミの存在が無かったことになってしまうから。私はキミに会って謝りたい。だけどそうできない…。なんで死んでしまったの？謝りたいのに。　でもね、今思うんだ。先生の言葉を思い出すと。キミが事故に遭って私、キミのためにみんなで千羽ツルを折ったんだよ。その折り紙を折る前にメッセージを書いて。その時私、キミに「ごめんねっ。早く元気になってね」って当然元気になって教室に帰ってきてくれると思いながら…。帰ってきたら謝ろうって。だけど逝ってしまったね。ツルに乗って帰ってきてくれると思っていたのに…。後から先生に聞いたけど、棺桶の中にツルを入れてくれたって。その後キミを乗せて天国までいったのかなぁ～。だってその千羽ツルはキレイに一列の灰になっていたって。向こうで私のメッセージを読んでくれたかな？私の「ごめんね」届いただろうか。　先生の話を聞いて不思議と心が軽くなった。キミに言うよ、ごめんね、ごめんね、ありがとう。私のためにツルを一列にしてくれたのかな。ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう。私がこの世界を離れてキミに出会ったらもう一回「ごめんね、ごめんね、ありがとう」って言うからね…。

>>>「ありがとう」、きっと届いてますよ。

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